鈴鹿であの熱狂を再び!今なお伝説として語られるマシンたちが、現代のサーキットに復活!SUZUKA Sound of ENGINE 2019「Group C(グループC)」とは?追加車両と合わせて6台のモンスターたちもご紹介します!

メーカーの威信をかけて開発されたマシンが集結!グループCとは?

グループCとは、自動車レースに使用する競技車両のカテゴリーの1つで、それまでのグループ5=シルエットフォーミュラと、グループ6=プロトタイプカーを整理し、統合したカテゴリのこと。使用燃料総量を守れば、排気量は自由というシンプルでユニークな規定が特徴です。

レース距離に応じた燃料制限以外にも、寸法と車両の最低重量、クローズドボディいう規定もありますが、他はほぼ無制限。究極の速さと燃費のバランスを追い求め、各メーカーが威信をかけて独自のマシンを開発し、数々のドラマやヒーローが生み出されました。

1970年代のオイルショックにより、世の中からレース活動を行うための大義名分が求められ、グループCは生まれました。速さだけではなく、エンジンの効率においても競争される、つまり「速さ×省資源を競い合う最初のレース」ということで、多くのメーカーが賛同し、新たにレースへ参戦することとなりました。

1982年から始まった、グループCカーによる世界耐久選手権 (WEC)。ル・マン24時間レースもこのシリーズに組み込まれ、1986年にはシリーズ名称が世界スポーツプロトタイプカー選手権 (WSPC)と改称され、大きな盛り上がりを見せます。

グループCの終焉が訪れるきっかけとはなったのは、1991年。世界スポーツプロトタイプカー選手権 (WSPC)がスポーツカー世界選手権 (SWC)と改称されるとともに、グループC最大の特徴であった「燃料規定」が撤廃され、エンジンは当時のF1と同様である、自然吸気の3.5Lエンジンへと変更されることになりました。多くの自動車メーカーの参加が減少し、1992年にはスポーツカー世界選手権 (SWC) が終了し、1983年から日本で行われていたグループCによる全日本スポーツプロトタイプカー耐久選手権 (JSPC)も、バブル景気の崩壊による自動車メーカーの撤退などにより、SWCと同様に1992年にシリーズが終了。

グループCは、開始から12年で幕を降ろすこととなりましたが、多彩な自動車メーカー、エンジン形式、マシンデザイン、ドライバーによって世界各地で展開された時代を懐かしむ声は多く、2000年代に入るとヒストリック・レースという形で復活。今でもあの狂乱の時代を感じることができるレースなのです!

【追加車両‼︎】国内レース専用マシン MAZDA 787B #202 JSPC Ver.(1991年)

画像: SUZUKA Sound of ENGINE 2019 グループC出走車 MAZDA 787B #202 JSPC Ver.(1991年)

SUZUKA Sound of ENGINE 2019 グループC出走車
MAZDA 787B #202 JSPC Ver.(1991年)

今でもたくさんのファンに愛されているグループC。SUZUKA Sound of ENGINE 2019では、MAZDA 787B #202 JSPC仕様車が実際に走る様子も見ることが出来ます。過激すぎて、やりすぎなマシンたちの熱狂をぜひ鈴鹿で味わいましょう!

YearCar
1985TOYOTA 85CL
1986NISSAN R86V
1988Porche 962C /ADVAN Alpha NOVA
1989MAZDA 767B
1991NISSAN R91CP
1991MAZDA787B #202 JSPC Ver.
2019年Group C出走リスト
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